全員力
~このまちに愛を拡大~

会員拡大・研修特別委員長
佐野 友昭

 愛というものは、その人の成熟の度合いに関わりなく誰もが簡単に浸れるような感情ではない。
 自分の人格全体を発達させ、それが生産的な方向に向くよう、全力をあげて努力しないかぎり、
 人を愛そうとしてもかならず失敗する。(『愛するということ』エーリッヒ・フロム著より)

 私たちは、このまちに生まれ、このまちで学び、働き、暮らしています。その中で、家族や友人、そしてこのまちから、たくさんの愛を受けてきました。これから先もそれは続き、続いていかなければなりません。そのためには、受け身意識の大衆社会ではなく、自立し能動的な人たちにより形成される市民社会を築く必要があります。
 昨年、行田青年会議所は創立55周年を迎え、OBの諸先輩方が築かれた伝統と熱き想いを受け継ぎ、「誇郷」の実現へ向けたロードマップを策定いたしました。その方針を忠実に実践することで、市民一人ひとりが他者のことを想い能動的に活動でき、このまちに対して誇りを抱くことができる「誇郷」を創造することができると確信しております。しかしながら、それを実践するためには、行田青年会議所メンバー一人ひとりが、青年会議所とはどういった団体なのか、何のために活動しているのかを十分に理解すること、さらに、青年会議所が有する無限の可能性を体感することにより、誰よりもこのまちを愛し、愛を与える存在となることが必要です。
 そこで、今、行田青年会議所に最も必要なことは、会員拡大と会員の資質向上であると考えます。会員拡大については、行田青年会議所メンバー一人ひとりが拡大をするという高い共通意識のもと、ベテラン・中堅メンバーが入会浅いメンバーと一組になり全メンバーが一丸となる仕組みを構築します。その中で、会員拡大戦略・拡大候補者リストの精査・他の青年会議所の拡大成功事例を組み入れ、徹底的に拡大運動を実践し50%拡大を必達します。会員の資質向上については、ベテラン・中堅メンバーも原点に還り、セレモニーの重要性を理解すること、研修プログラムや委員会活動・例会の企画運営を通して、メンバー間の熱い議論や切磋琢磨する環境の中で青年会議所の三信条を習得します。それにより、メンバー個々が自己の使命と責任を自覚し、このまちに全力で愛を与えることのできる成熟した地域のリーダーとなることができます。
 なぜ、仕事や家庭を理由に、青年会議所に対して後ろ向きになったり、逃げたりするのでしょうか。それは、目先のことだけを考え、本当に仕事や家庭のことを考えていないからです。これらの考えを変革し、2018年度会員拡大・研修特別委員会は、メンバー全員が全力で愛溢れる一歩を踏み出し、生まれ変わってもまた住みたいまち、そして「誇郷」の実現への道を進んでまいります。